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ITを使った病院の待ち時間対応に感心した話

投稿日:2019年11月2日 更新日:

最近、耳の聞こえが悪いような気がして土曜日に宇都宮市内の耳鼻科に行って検査してもらうことにした。耳鼻科に行くのはもう何十年ぶりだったが、その病院があまりに混雑していてびっくりした。そこは土曜日も夕方まで診察してくれるのでそれが理由で行ったのだが、たぶん平日に来られない人が土曜日にどっと押し寄せてくるのだろうと思う。結局2時間以上待つことになったのだが、待ち時間を無駄なく過ごせるようにITを使って工夫されていたので感心しました。どんな内容か以下で紹介します。

そこは診療開始が9:00からなので8:45分ごろに病院に行ったが、すでに待合室は座る席もないくらい混んでいた。初診の受付をすませると、プラスチック製の番号札を渡され、「次診察する方の番号が電光掲示板で表示されますが、お声がけもしますので、呼ばれたら診察室に入って下さい」と説明を受けた。「86番」という札を受け取ったのだが、その時は電光掲示板を見ると20番台の番号札の人の診察が行われている状態だった。「あとどれくらいで順番回ってきますか?」と聞くと、「最低でも1時間以上、ひょっとしたら2時間かかるかもしれません」という返事だった。

2時間も待つのか!?と思い、少々気が重くなった。受付の女性が「スマホお持ちでしたら、壁に貼ってあるQRコードをスキャンして、病院のサイトに入って下さい。そうすると現在診察中の番号が表示されますので進行状況が確認できます。用事があれば外出し、自分の番号の10番前位が呼ばれるまでに戻ってもらえれば大丈夫ですよ。」と言うではないか。私は耳鼻科の後に動物病院に行って犬の薬をもらいに行く予定をしていたので待ち時間の間に車で出かけて用事を済ませることができた。


その病院専用のQRコードが壁に貼ってあった。

外出する人は番号札を「外出中」と書かれた場所に置いて出かけるのだが、すでに10個以上は置かれていた。じっと待っているより用事を済ませてからもう一度来ようという人が多いのだと思う。

このシステムは飲食店などでも応用できるのではないかと思った。人気の飲食店では入り口に長蛇の列ができて、場合によっては店内に入れず路上に列を作って待っている場合もある。特にこれから冬に向かって寒くなるので車の中で待っていられれば同じ待つのも少しはましだと思う。ただ、待っている間に外出し、自分の順番までに戻って来られなくなる人が多くなってしまうと順番管理が面倒になる問題もあるとは思います。

でも今回は午前中に耳鼻科と動物病院の両方に行くことができ、時間が無駄にならずによかったと感じました。

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