先日読んだネットの記事で、ラベルの無いペットボトルウォーターがアマゾンでバカ売れしており、注目に値するという話が載っていました。この話はゴミ問題を解決するためのヒントがいくつか含まれておりとても興味深い内容なのでご紹介します。
ラベルの無いペットボトル水というのは文字通り、商品名、メーカー名、生産工場名などが印字してあるラベルが無い商品で、必要最低限の情報は本体の最上部の所に小さくシールが貼られているだけです。情報が必要な場合は商品が入っている段ボールに印字がされており、確認が出来ます。
この商品がアマゾンで売れている背景として、以下のような点が紹介されている。容器をゴミに出すときにラベルをはがす手間がいらないのでゴミ分別を容易にするというというメリット。また水は重量が有り、まとめ買いする事が多いので消費者がスーパー等で直接買うより、自宅まで配達してくれる通販の方が便利だと言うこと。
話のポイントはここでは無く、こんな話は誰でも考えることで、それが何故いままで商品化されずに来たかということです。それは商品表示の日本の法律によってラベルは必須で、商品本体に表示が義務づけられており、はがすことは出来なかったためです。それがアマゾンなどの通販を利用することで商品は必ず段ボールに入って配送されるので品質表示のラベルは段ボールに印字し、商品そのものにはラベルで無く必要最低限のシールを貼ればいいということになったそうです。
家で飲む水ですからカラフルなラベルが無くても一向に困らないのでこれはこれでいいと思います。ただ、スーパーなどの商品陳列棚にラベルなしの裸で売られている商品があったとしたら、それはきっと法律上問題なんでしょうね。
(後日談)
この話を初めてネットで読んだとき「う~ん、それは分かるんだど、自分はそんな理由でラベル無し商品を積極的に購入することは無いよな」と思ったのです。
ところがその後、ある雑誌を読んでいたらこの話が読者投稿という形で紹介されていて、びっくりしたのです。その人はラベルをはがすのが手間なのでラベルが付いているペットボトル飲料は極力購入しなかったが、今度ラベル無しペットボトル水が発売されたのでそればかり購入している、と書かれていたのです。
環境の意識高い系の消費者は一定数いるのだなと知り、やはりこれはすばらしいことなんだと思い直した次第です。皆さんはどう思われますか?