毎朝日課となっている犬の散歩のときに見つけた花の話です。田んぼの土手にずいぶん背丈の高い野草が咲いており、何だろうと思って近づいたら「菊芋(きくいも)」の花でした。芋という名前がついており、食品として食べられるのですが、スーパーなどではあまり販売されてないのでちょっとマイナーな存在です。
菊芋はデンプンの代わりにイヌリンという多糖質を多量に含んでおり、栄養価が高く、腸で分解されない特徴があるため血糖値を上げない機能性食品として最近注目されています。この話を聞いた私は4,5年前に自宅の畑で菊芋の栽培をしたことがあり、あまりに増えすぎて扱いに困ったため翌年には育てるのを止めてしまいました。
菊芋は11月頃になると根っこの部分に生姜のようなものが出来、これを食べるのです。カットすると中身は真っ白で、味もこれといってありません。食べるとシャキシャキした食感が特徴です。生でも煮たり焼いたりしても食べられます。
2シーズン位、栽培したものをスライスしてサラダなどで食べていましたが、途中で面倒になったので食べるのも止めてしまいました。生姜より表面がごつごつしており、くぼみを歯ブラシなどでよく磨かないとたまった泥が落とせません。面倒なので皮をむいて食べていたのですが、イヌリンの一番の栄養分が皮と身の間にあるそうで皮をむいてしまったのでは栄養価は半減してしまうとの話を聞きました。
性格的に私に向いてない野菜でしたが、栄養豊富なのは確かなので皆さんもチャンスがあったら一度食べてみてはいかがでしょうか?