皆さんは初夏に咲く雑草でヒメジョオンという花をご存じでしょうか?今回はこの花の名前に関する長年の疑問が解けたので嬉しくて記事にしてみました。
この花は田んぼの土手などに自生しているどこにでもみられる野草です。子供の頃確か「ヒメジオン」と習ったような気がしていたのですが、本やネットで見ると「ヒメジョオン」となっており、ジとジョの違いなんですが、ずっと気になっていました。今日(6/2)の朝日新聞の天声人語に夏の七草という内容の話が載っていて、ヒメジョオンが漢字で「姫女苑」と書かれていたのを発見して驚きました。
えっつ!ヒメジョオンって外来語かとばかり思っていたのですが、和名でしかも漢字で姫女苑と書くなんて初めて知りました。漢字の真ん中の「女」の音読みでジョなのですね。(ヒメジョオンと以下で書いているハルジオンも北米から持ち込まれた植物なのでてっきり英語かと思っていました)いや~これで40数年間の疑問が解けました。
ヒメジョオンと同じ時期に咲く雑草に「ハルジオン」というのがあり、この2つはとてもよく似ており、外見からはなかなか見分けが付きません。図鑑などを見ると茎を折ってみると、中身が中空なのがハルジオンで中身が詰まっているのが「ヒメジョオン」と書かれています。またハルジオンは時期が来るとうっすらとピンク色に染まるので色でも見分けが付くと書かれています。
ハルジオンはハルジョオンではないかと思って調べてみると、こちらは漢字では「春紫苑」と書くようで、ハルジオンが正解で、ハルジョオンとは言わないそうです。子供の頃、どういうわけかハルジオンは「貧乏草」と呼ばれており、「これを摘んでくると貧乏になってしまう」とか言われていた記憶があります。
まあ、どうでもいい話なのですが、朝日新聞ありがとう!