鬼滅の刃のヒットで主人公の竈門炭治郎(かまど たんじどう)にあやかって「かまど」関連がブームになっているらしい。我が家でも現役で使っている「かまど」があるのでご紹介します。うちは20数年前まで農家をやっていた関係で母屋とは独立した炊事場がもう一つあり、そこで煮炊き用にかまどが使われていました。(しもつかれを作ったり、もち米や赤飯をたいたりするとき使っています)
今から10年くらい前に、約50年間使っていた竈門の耐火タイルの大半がはがれてしまい使えなくなった。かまどは処分することになったのですが、母がどうしてもこれからも竈門が使いたいということで新規に購入することになりました。
当時、「竈門なんて今時販売しているのだろうか?」と思いながらネットで調べると数件の雑貨店が扱っていることが分かり、注文することにした。昔使っていたのは2口タイプの大型のものだったが、その時購入したのは一口タイプの小型のものにした。値段は一口タイプが大体5~6万円、2口タイプが10~12万円ということだった。かまどはイソライトという粘土で作られており、「イソライトかまど」という名称で販売されていた。販売店はネット上では数件あったが、製造元はどこも石川県となっており、作っているところは1カ所だけなのかも知れなかった。
購入するにあたり、煙突の手配で困ってしまった。購入した雑貨店では竈門は販売しているが、煙突は販売してないという。(煙突は顧客手配でお願いしますということだった)仕方ないのでストーブ専門店をネットで探し、サイズの合う煙突を探すことにした。かまどの煙突は直径が90mmで、意外とこのサイズは取り扱いがない。一般的なのは直径100mm、110mmなどで若干大きくて取り付かない。(隙間ができるので煙が漏れてしまう)
散々探した挙句、新潟のストーブメーカーで取り扱いがあったので注文出来た。しかし、購入してから10年くらいたった現在、鉄製の煙突に穴が開いてしまい、煙がもれるのでまた煙突探しをすることになった。案の定、直径90mmの煙突はなかなか無く、困り果てていたが、埼玉にある雑貨店が「特注寸法の煙突作ります」と広告出していたのでそこに頼むことにした。今度はステンレス製なので簡単には穴は開かないだろう。
しかし、それにしても竈門を購入する人は必ず煙突が必要なのだからサイズの合う煙突を用意しておいてもよさそうなものだが、なぜしないのか疑問だ。多分もうからない商品なんだと思う。