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以前書いた二荒山神社のブログの後日談

投稿日:2019年4月29日 更新日:

昨年12月に「日光と宇都宮の二荒山神社の謎」というブログをアップしました。(2018.12.1)これは日光と宇都宮にある二荒山神社の関係(同じ系列?独立系?)はどうなっているのか常々疑問に思っており、それを説明した本がたまたま下野新聞社から昨年発行されたので本の内容をブログで紹介したものです。内容がマニアックなので一般の人はあまり興味が無いだろうと思っていたのですが、最近地味にこの記事にアクセス数が増えており、ちょっと驚いています。

一体誰が見ているのかとても興味があります。関心がある人もいるようなので続きを書いておきます。本に書かれている内容としては日光と宇都宮の二荒山神社は平安時代の頃からそれぞれ独立した神社として創立、発展してきており、本家・分家の関係は無いとされています。二つの神社の主祭神はそれぞれ異なるものの、宇都宮の二荒山神社は日光の男体山に宿る二荒の神を農業の神として仰ぎ祀っており、成り立ちは異なるが二荒の神という共通の神様を信仰の対象としている、と書かれています。

話が中々ややこしいのですが、宇都宮の二荒山神社は男体山にいる二荒の神を遠くの場所で仰ぎ見る「遙拝所」(ようはいじょ:遠くにいる神様を拝む場所)としての位置づけから二荒山神社と言う名前が付いたのではないかと書かれています。確かに宇都宮から男体山までは30Km以上有り、距離的に遠いですが、高台などからは男体山の雄姿を望むことが出来、二荒の神の信仰が起ったとしても不思議は無いと思います。

(本題)
~県内には多数の二荒山神社が存在する~
ここからが今回の本題です。12月に自分の免許更新があり、鹿沼の免許センターに行った時のことでした。途中、鹿沼の千渡(せんど)という場所(鹿沼東高校の近く)を通った時に「千渡二荒山神社」という看板を発見したのです。えっ?こんな所にも二荒山神社があるのかとびっくりしたのです。

後日、気になって千渡の二荒山神社を訪ねてみました。岡坪のたかお神社と同じくらいの規模のこぢんまりした神社がそこにありました。鳥居が二重に備え付けられており、石灯籠には作られた年代と思われる年号が刻まれています。明治、大正という年号の他に「萬延(まんえん)(幕末の1860年ー1861年の2年間)」という江戸末期の年号も見つけることが出来ました。いつ建てられたのかは分かりませんが少なくとも幕末の頃には存在していたわけです。


千渡(せんど)二荒山神社の看板


二荒山神社の石柱がある


鳥居が2ヶ所ある


神社の本殿

神社の周りは木が生い茂っており周辺の様子はよく分かりませんが、一旦広い道路に出て、北西の方向を見ると男体山や女峰山の姿を拝むことが出来ます。ここも宇都宮の二荒山神社のように男体山の二荒の神を遙拝する場所だったのでしょうか?ちょうどその時、道を散歩していた年配の方がいたので神社のいわれなどを聞いてみました。

「この場所は「千渡(せんど)」という地名で、目の前には武子川(たけしがわ)が流れていて、川を山際の方向に渡ったところにあるのでこの地名が付いたそうだ」「二荒山神社は「ふたあらさんじんじゃ」と地元では呼んでいる。「ふたあらやまじんじゃ」ではない。いつ頃出来たかは定かでは無い」「子供の頃は神社で読み書きなどの勉強などをやっていた」

一番驚いたのは、年配の方が言うには「県内には二荒山神社という名前の神社はいくつもある。鹿沼には古峰原神社に行く途中の下沢にも二荒山神社があるよ」と教えてくれた。(下記写真) 実際行ってみると国道14号線(古峰原街道)の途中に二荒山神社は確かにあった。しかしここは千渡の二荒山神社と違い男体山は見えなかった。周辺全体が山で囲われているような場所で日光の山々を拝めるような場所では無かった。

(鹿沼市下沢にある二荒山神社)


鳥居に二荒山神社の文字が彫られている


結構こぢんまりした神社


神社の周りは石柱で囲われている


周囲は山で囲まれており男体山は見えない

家に帰ってからネットで調べてみると二荒山神社というのは県内に多数有るのでびっくりした。しかも栃木県だけで無く福島や群馬県、遠くは新潟県まであるではないか!(補足:Wikipedia で「二荒山神社」を検索すると解説の下の方に関東周辺の二荒山神社の一覧が載っています。)

神社の立地や成り立ちはそれぞれ違っても、二荒の神という共通の神様を祀ったのが二荒山神社なのではないかと、今は考えるようになった。だから本家とか分家とかそういう区分でくくるのはちょっと違うかなと思っている。(本件は東照宮が日本全国に有ると言うことを知った時と同じくらいびっくりしました。)
ー以上ー

 

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