毎朝、家の近所を犬と一緒に散歩していますが、散歩道中にハンカチの木があり、5月上旬頃に花が咲き、現在見ごろを迎えています。ハンカチの木は非常に珍しい木で知らない方も多いかと思います。この木は花が咲くときに花の周りの大小2枚の葉っぱが花を包むように成長し、白く変色します。(2枚の白い葉っぱの間にある黒く丸い部分が花です)
花の周りの白い葉っぱがハンカチのように見えることからハンカチの木と名前が付いたそうです。中国原産ですが、すでに中国では絶滅してしまい、今では生きた化石と呼ばれているそうです。
私がこの木の名前を知ったのは数年前のことです。NHKの朝ドラで植物学者の牧野富太郎をモデルにした「らんまん」という作品が放映されており、それがきっかけでした。日光市にある植物園で牧野富太郎に関する展示があるというので見に行ったときに園内にハンカチの木が植えられており、説明書きを読んで初めてその存在に気づきました。
気候や風土が合わないと育てるのが難しいと書かれており、そんな貴重な木が身近にあるというのを知ってちょっと驚きました。

