お盆を過ぎた頃、夕方激しい雷雨があり、落雷によって家のボイラーと固定電話機が壊れてしまった。家関係はJAの建更(たてこう;建物更生共済)に入っていたので、この2つを保険で直そうと思ったのだが、JA担当からボイラーは対象になるが、電話機は保険対象外だと言われてしまった。
そもそもJAの建更を今まで使ったことが無かったのでどんな被害に保険が適用されるのかよく分からなかった。JAに聞いたところ、建物本体やそれに付随した設備などが対象になると言われた。ボイラーは家に付随した設備なので対象になるとのことだった。家に付随した設備とは建物に穴をあけたりして取り付ける設備で、取り付けたら通常固定で動かせないようなものだと言われた。ボイラーの他にエアコンなどもこの類だそうだ。
電話は火災保険などの分類では建物ではなくて動産になるので今回の保険対象外だという事だった。もし家電なども補償対象にしたければ特約があるのでそういう保証に追加で加入して下さいと言われた。(動産損害担保特約というらしい。)
電話機の故障はどうしたらいいのか迷ったが、ネットで調べるとメーカーの修理窓口があることが分かり、そこに送ることにした。壊れたのはパナソニックのFAX付電話機なのだが、埼玉県の修理センターに宅配便で送ったら2日位で修理されて返送されてきた。何でも中の電子基板がやられていてそれを交換したとのこと。修理代は1万円くらいだった。(新品で購入したときは子機2台付、FAX機能付きだったのでたしか5万円位したと思う。修理できてよかったと思っていいる)
今回、建物の保険を初めて使ったので以下のような発見があった。建物の保険は一般的には火災保険に分類されるが、いつ何時使うかもしれないので補償内容はちゃんと確認する必要があると感じた。
1.火災保険の補償内容の確認・・・加入した保険は補償対象が建物だけなのか、家電などの動産も含むのか?(契約により異なる)
2.火災保険は生命保険と異なり被害の金額以上の補償は受けられない
・・・同じ物件に異なる保険会社の保険をかけていても被害金額以上の補償は得られない。(保険会社で補償額を按分するようになる。そもそも同じ物件に複数の火災保険をかけるのは無駄という事。ただ、保険を重複してかけることは出来る。)
3.保険の申請に必要なもの(JAの建更の場合)
・被害を受けたものの写真
・業者による見積書
・業者による被害損害確認書
ボイラーの入れ替え工事の日にJAの建更担当者が実際に家に調査に来た。家の写真と壊れたボイラーの写真を撮り、業者にどこが壊れたのか詳しい説明を求めていた。「そういう決まりになっているんでお客さんを信じないわけではないんですよ」と申し訳なさそうに言っていた。
JAの場合、保険の申請を出したら1週間程度で「審査通りました」という電話があった。その後、指定口座に振り込まれる。