11月13日(土)に日光東照宮で結婚式があり、親族として行ってきました。日光東照宮で結婚式というのはなかなか無いと思いますので、自分の備忘録もかねてどんな感じだったかまとめておきます。結論から言うと非常に思い出に残る素晴らしい式だったと感じました。式場内部は神聖な場所ということで写真撮影が出来なかったので式の様子などの写真はありません。
1.どこに結婚式場があるのか?
・・・東照宮の東側に社務所という場所があり、そこにバスを止め、一般の人は普段立ち入らない特別な通路と約60段ある階段を上って祈祷殿(きとうでん)というこじんまりした場所で結婚式を行います。一般の参拝客の通路で言うと陽明門をくぐって、右折してまっすぐ行くと眠り猫のある場所に行きますが、眠り猫に行く途中の左手に「祈祷殿(きとうでん)」があります。
2.結婚式の事前説明の時間がある
・・・いきなり社務所から祈祷殿(きとうでん)に行くわけでなく、社務所の2階に案内され、神官さんが神式の結婚式のやり方を一通りレクチャーしてくれる。榊を使った玉串奉天、三々九度の作法、誓いの言葉の読み上げ等、事細かに教えてくれる。たとえ間違った作法となっても、それなりに現場でフォローするので安心して下さいと言われ、安心して式に臨めた。
特に印象に残っているのが「結婚式というせっかくの機会ですので是非、「弥栄(いやさか)」というおめでたい言葉を覚えて帰って下さい」と言われたことです。「弥栄」(ヤサカでなくイヤサカ)というのは何でも、益々栄えるという意味で、繁栄を祈って叫ぶ掛け声で、万歳と同じような意味だと言われていた。新郎新婦の三々九度の後に両家揃って盃でご神酒を頂く場面で「イヤサカ!」という掛け声をぜひお願いしますと言われた。
3.BGM(?)として雅楽の生演奏がある
・・・祈祷殿に着くと、外側の廊下に奏者が3人いて笛や笙(しょう)等の和楽器の演奏が鳴り響いた。TVなどでもたまに見たり聞いたりすることはあったが、生でしかも2m位裏手で「ぷお~ん」という高貴な響きを聞くにつけ、郷愁の響きで胸を締め付けられるような不思議な感覚にとらわれた。(ひょっとして巫女さんの舞などもあるのかと期待していたが、それは無かった。何しろ20人も入ればいっぱいになってしまうようなこじんまりした場所なのでそれは無理な話だった)
4.一般の参拝客からも祝福を受けられる
・・・当日は快晴で穏やかな天気であったっため一般客も多く、結婚式の様子を外から眺めたり、写真を撮ったりしている人も多く、回廊を移動するときは「おめでとうございます」という声と拍手による祝福を何度も頂き、本当に有難かった。
5.一日3組まで受け付けている