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海老王子の地名の謎

投稿日:2017年8月6日 更新日:

今から5,6年前に「何これ珍百景」という民放バラエティ番組で「海老王子」という珍しい名前のバス停が取り上げられたことがあった。(これは岡坪の隣の原石那田という地区にある)番組のレポーターが実際当地にやって来て名前の由来を調べたが、結局分からずじまいだった。

「海老王子」は地元では「えびうち」と呼ばれています。しかし、不思議なのはこの字が使われているのは現在はバス停の名前くらいで、通常は「恵美内」という漢字を使っています。

海老王子は多分、音に基づいた当て字なんだろうと思います。上記のバラエティ番組ではレポーターが「ここにはどんな王子様がいるのか早速調べてみたいと思います」と言っていたが、王子様は見つからなかった。

(名前の由来を調べ始める)
番組で放送されたころ、私はたまたま篠井地区の広報誌の委員をやっており、企画として使いたいので調べてみてほしいと言われ、自分なりに調べたことを思い出します。地元の人にいろ聞きましたが、結局由来は分かりませんでした。
しかし、図書館の本で日本全国の地名を調べてみると全国に「○○王子」の地名が結構あることが分かったのです。有名なところでは東京の八王子や東京北区の王子あたりでしょうか。八王子などは日本神話に出てくる八人の王子がもとになっていると市のホームページにも書かれていますが、地形がもとになってそういう名前になったと説明されている場所もありました。

(郷土史家との出会い)
ずっと分からずじまいだったのですが、ある時、ネットを見ていたら地名の由来を調べている郷土史家が長野にいるという記事が出ていました。その人は松崎さんという方で、地元の長野の地名はもとより、日本全国の地名の由来を現地調査を踏まえて自分なりの解釈をされていました。八王子や王子の名前の由来も本に書かれており、それは宗教がらみの話でなく地形が削られたり浸食されたりして、窪地(凹地、おうち、おうぢ)になっており、それがなまって「おうじ」になり、「王子」という当て字が付けられたという説を唱えられていました。

(海老王子の由来を聞いてみた)
松崎さんの本を購入しようと思ったらすでに在庫切れになっており、どうしても欲しかったので著者の松崎さんに直接電話をしました。声からすると70過ぎのおじいちゃんという感じでしたが、私が松崎さんの本が欲しいこと、海老王子の由来を調べていることを話しました。

松崎さんの言われたことを要約すると、川か何かの浸食で地形が湾曲した凹地(おうち)になって、その地形がもとで海老王子という地名が出来たのではないかという話でした。確かに海老王子のある原石那田地区は辰巳川という曲がりくねった川が流れており、そこの土地は浸食で一段低くなっているのです。これが松崎さんがいう「凹地、おうぢ」なのです。海老は恐らくは海老のように曲がりくねったという地形からきているのでしょうか?

松崎さんは日本の地名は地形をもとに名づけられている場所が非常に多いということを言われていました。特に昔からある地名は、音をもとに後世の人が漢字をあてた場合が多いので文字(漢字)をもとに由来を探ろうとしてもなかなか解明できないとも言っておられました。

(その他)
「八王子の地名の由来」→海老王子の名前の由来の参考として
松崎さんがネット上にいくつかの地名に関してユニークな自説を述べられています。反対意見もあるそうですが、なるほどなと思わせる説が多くて興味深いです。URLアドレスは以下
http://shinanokodaibunka.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-78d3.html

 

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